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抱き続けた想いの果てに

桜咲き、草木が芽吹く、清明の時季

多くの花がほころぶ中、ひときわ凛と咲くそれは

一人のための美しい旋律を奏でる

「幸せだよ」

そう言い寄りかかる重さは、昔に感じたものよりずっと軽い

それでも背中から感じるぬくもりはあたたかく、鼓動を感じる

「私もだ」

その一言に全身で答えてくれるきみに

不変の愛を誓おう

二つの背中は、互いの想いを背負いながら

愛を語る

 

「さあ、帰ろう」

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